オゾン層が成層圏まで上昇
前号の最期に、ヒューロニアン氷期の「鉄イオン」の酸化について悪い評価だけを書きましたが、大気中の酸素の増加は初期生物の大量絶滅を招いたが、全球凍結にもメゲズに、一方で酸素を効果的に利用して進化した生物も居ました。
実は大気中の酸素は紫外線と反応してオゾンを造った
酸素濃度が低かったころは、地表近くのオゾン層が酸素濃度の上昇とともに現在と同じ成層圏まで上昇移動しました。
これにより、地表に到達するDNAを壊す有害な紫外線が減少し、海洋に生息していた生物が陸上にあがる環境が整えられた。
時系列でみると、21億年前±6億年の間にミトコンドリア・葉緑体等に相当する生物と共生した真核生物などが出現した時代でもある。
厳しい全球凍結の間も、氷下で耐えていた生物が、さらなる進化に繋がりました。
20~10億年前の地球上には、安定した陸地は無く離散集合が繰り返していたと考えられています。
陸地が移動する説には少し無理があると思いますが~~
宇宙では原始恒星の終焉で起きる超新星爆発や、星間雲の活動で絶え間なく惑星が不規則に移動して衝突を繰り返しています。飛散する星間物質や微惑星が太陽系のスノーラインを越えて、地球を来襲します。
隕石・小惑星の衝突
直径が10~12Kmくらいの隕石でも、地球のクレーターが200~300Kmの大穴になり、地球全体がスノーボールアースになる様な状況だったようです。
現在、地球に隕石や惑星の衝突で残って居る大きな傷跡は、クレーター等で確認できるところが三か所あります
①南アフリカのヨハネスブルク近く「フレデフォート・ドーム」20億年前ごろ、直径約300Km のクレーターが残り中央に50Kmのドームとそれを囲む外輪山があります。小惑星は直径10km~12Km位だった様です。
②カナダオンタリオ州グレータサドベリー市「サドベリー隕石孔」18.5億年前の隕石、直径200~250Kmと推定されるが浸食が激しく原型を留めていない。衝突によってマグマが発生し、その痕跡として火成岩類や銅鉱山群(ニッケル・銅硫化物鉱床)が露出している。
③メキシコのユカタン半島「チクシュルーブ・クレーター」6604年前に小惑星の衝突で、中心が海洋のため目視出来ないが、現在は衛星で確認で史実的に地磁気異常・重力異常籐で確認されている。この衝突で、恐竜を含む大型爬虫類生物が絶滅した。
千キロの惑星衝突
ここまでは、現存するクレーター等で確認できる飛来ですが、原始地球時代の衝突は規模が違っていたようです。
地球が出来たての話に戻りますが、43億~42億年前の宇宙にはスノーラインの外側の外太陽系のエリアから大型の微惑星が頻繁に侵入し衝突を繰り返した。
原始地球が何回か壊れ、その破片で「月」が出来た事例も有りますが、ここでは海が出来た話になります。
巨大なクレーターが出来少し冷却した地球表面にマグマが出来るほどの衝撃だった。
原始地球時代には地球が壊れ、マグマが飛散したような想定でしたが、冷却して海が出来た地球は全球凍結を何度か繰り返し、生物の生きる星の一里塚を経験して居ます。
【参考資料】
Kaoru GreenEmerald:https://www.youtube.com/watch?v=-mKu5dIns4c
東京薬科大学:https://www.toyaku.ac.jp
銀河系(NASA): https://www.eso.org/public/images/eso1339e/
国立天文台:https://www.nao.ac.jp/gallery/weekly
東京大学 理学系研究科 理学部:https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400031452.jpg
ウィキペディア(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/
JAXA:宇宙航空開発機構:http://JAXA|宇宙航空研究開発機構
Rekisiru:https://rekisiru.com/6396
【地球史】地球46億年の歴史: 比較ジェンダー史研究
GetNavi webゲットナビ:GetNavi web ゲットナビ
マックス・プランク研究所:http://Max-Planck-Institute
生命を宿す地球の総合科学::https://www.gcoe-earths.org/ishigaki2010